8.25.2014

クレモナの王道 ストラディヴァリ型チェロ

No.1

 3大アンティーク・クレモナ・チェロメーカーに敬意をこめて・・・2014年もチェロに没頭しています。。
 6月より始めたAmati(アマーティ), Stradivari(ストラディヴァーリ)Ruggieri(ルッジェーリ )。
 haja&Chi〜松楓庵〜ではストラディヴァリモデルとよばれるチェロをレポートして行きます。。

 ストラディヴァリ工房(もちろん一人ではない零細企業)では多くのチェロが量産されました。この工房からは時代のニーズに合わせ6パターンのラインナップがあったとされています・・・・詳しい事はまた別の機会に。。

”forma B”とは・・・

 ストラディヴァリ工房で記された型の名前です。
型やデザインの紙の上に手書きされたもので、制作家のなかではコードととしていまでも通用しています。。
 名前のついているストラディヴァリの楽器は多くありますが元をたどるとどのタイプの型から作られたのか・・・が重要になってきます。
 そこには工房の意思やコンセプトが盛り込まれているからですね。

 1707年ぐらいより使われ始めた”B”は工房が量産体制に入ったときに使われたもので、質、量ともにストラディヴァリの中では郡をぬいています。。
 
 その昔、チェロ小型化が穏やかになった18世紀初頭に足に挟みやすい細身のチェロはストラディヴァリ工房の一押しの新作"イノべーティブ チェロ"だったのではないでしょうか。


haja&Chi工房の制作行程は見かけはヴァイオリンと同じくクレモナ式というものをとっています。






 内枠を使ったシンプルな制作様式はヨーロッパの楽器づくり史の基本となっているようです。ヴァイオリン族にこの方式を取り入れたのはもちろん初代アマティです。






 わくには順番に横板が曲げ、はられていきます・・・

ぱっと見はシンプルですが曲線の出し方、精度など細かい所にも神経が行き届いています。。



ストラディヴァリのオリジナル
とされている小型チェロ又はガンバの型
 ストラディヴァリの”B”が重要なのはもちろん銘器が多いことですが、、イタリアの音楽最盛期にあった楽器工房のなか、唯一その資料やデザインが現存している事にもあります。








永石勇人 楽器作家haja&Chihttps://www.facebook.com/hajaandchi