12.14.2015

続々・クレモナからトレントに〜住み込みヴァイオリン制作〜




 サンタ・マッセンツァ湖と近くの集落パデルニョーネにいってきました。
たまの休憩でクリスマスのワインを仕入れに行くついでに車に便乗させてもらいました。



 この湖はトレントの山々に囲まれた地域でありながらガルダ湖から上がる温かい空気のおかげで地中海式の農業をしています。戦前戦後はレモンなどの柑橘類の栽培もしていたそうです。輸送がまだ困難だった時代に大変重宝していたらしく、山岳にいながら地元の人はオリーブオイルやレモンを口にしていたそうです。



クレモナにない太陽でひなたぼっこ
写りませんが清々しい風がふいています


 不思議な事に道を進んで行くとモミやカラマツなどの生える一帯から一変してオリーブやイトスギの生える谷に入ります。小さい湖なのですが、冬でもほのかに温かく風がいつでもぬけています。



度数の少し高めの白
濃厚なので1杯でも飲みごたえあり


 この気候を利用したワイン作りが盛んで、Vin santo(ヴィンサント)まで作っています。
ヴィンサントはヴィーノ・パッシートの一つで、言うなれば干し葡萄のワインで甘みが増したリキュール感覚のワインです。とれる量が少ないためボトルも小さく色も琥珀色のデザート酒です。




昔はドイツ、オーストリアからガルダ湖に向かう道がここだけだったようで30年近くあると言う老舗。メニューもこの主人も30年間変わっていないとのこと・・
(注:左が主人、右がoffのプリモン)




 もちろんワインは赤白、最近イタリアでも定着してきたロゼ、そして主力のグラッパの蒸留とレパートリーは豊富です。


グラッパに定評のある蔵、CASIMIROの主人とルカ
トレントの人がどんなのを好むのか意見をだしあってました



 近年、イタリアも毎年異常気象続き・・東北イタリアのワインはおいしいです。技術や知識も蓄積されこれからさらに美味しくなることでしょう。
 トレントの町でもこの日は、トレント・ドックというシャンパン種のワインをいただきました。これまた美味ですね。

 そしてここの凄いのが景色からは想像もつかない大規模な水力発電。山の地下に築かれた発電所は普段は見れません。原発を使わないイタリアはこうした発電所が随所に配置してあります。





hajato Nagaishi (https://www.facebook.com/hajaandchi/)